ゆる体操と他の運動との違いは何ですか?
●ゆる体操とは
ゆる体操は、体をゆすって、ゆるめることによって、心身をリラックスさせる体操です。
「ゆする」という簡単な動作で、体の芯にたまった、疲労・緊張・衰えを、根本から解消してくれる、ゆる体操。「立つ、座る、寝る」どの姿勢でも、体を芯から上手にゆるめてくれる体操があり、家や職場、待ち時間などでリフレッシュしたい時にすぐ使えます。
●ゆる体操と他の運動との違い
TPOに合わせて使い分ける際の参考に、ざっくりと比較をすると、
・筋肉トレーニングは、筋肉を強く「締める」「たるませる」「締める」「たるませる」事で、筋肉の太さを太くします。
・ストレッチは、筋肉を適切に「伸ばす」事で、筋肉の柔軟性を高めます。
・ゆる体操は、「体をゆすって、ゆるめる」ことによって、固まった体をゆるめます。
疲れが抜けない、頑張りが効かない、肩こりや腰痛などが、体が固まっている典型例です。
無理に伸ばしたり曲げたりすることを避け、「体をゆすって、ゆるめる」ゆる体操でじっくりとゆるめることで、体の芯にたまった、疲労・緊張・衰えを解消して、ケガ・故障予防や深いリラクゼーション、しなやかで元気な体の回復、運動効率のアップ等が期待できます。
ストレッチは、広背筋などの大きな筋肉をストレッチして柔軟性をアップさせるのに対して、
ゆる体操は、体の芯の細かい筋肉(背骨周りの小筋群など)をゆすってゆるめることで、体の芯にたまった、疲労・緊張・衰えを、根本から解消していきます。
>>詳しいメカニズムは、こちら
ゆる体操は簡単におぼえられる、やさしい体操ですので、しばらく運動から遠ざかっていた方、普段の運動の習慣がない方でも安心です。
<代表的なゆる体操の、ふくらはぎ膝コゾコゾ体操>
ゆる体操は、その名のイメージ通り、ゆったりした楽な体操です。
ゆる体操は、どの体操でもダラ〜ッとが基本です。決して「きちんとやろう」と思ったり、「よし、ダラ〜ッとするぞ」と頑張らないでください。自然にダラ〜ッと、だらしなくダラ〜ッと、限りなくダラ〜ッとやる。それが大きなリターンにつながるのです。
一見簡単な体操なのですが、考え抜かれたプログラムにより、内臓の働きを活発にして全身の新陳代謝を高め、自然に姿勢が真っ直ぐになるので、見違えるほど若返ります。
なにより、何とも言えず気持ち良いので、ついついやってしまいます。
やり方はとても簡単です。
>>すぐ出来る!「ふくらはぎ膝コゾコゾ体操」のやり方
荻生ゆる体操教室では、ご希望・ゆるめたい箇所等に合わせてゆる体操を厳選し、コツやポイントをふまえてマンツーマンで丁寧にご指導します。
>>ゆる体操初級教室
福祉センター、公民館、店舗・企業イベント等で団体出張指導も承っています。
お気軽にお問い合わせください。
>>団体出張指導
楽しい、カンタン、みるみる健康になる。そして、奥深い。ゆる体操は、身体をゆるめて機能的に働く健康な身体をつくる最先端の体操法です。運動が苦手な方でも大丈夫!「やさしい動きで、ムリなく、がんばることなく」リラックスした健康なからだの作り方を身につけましょう!
荻生ゆる体操教室
佐々木
富山県黒部市を中心に県内でゆる体操指導をしています。
お気軽にお声がけください。
<さらに詳しい情報は、こちら>
●ゆる体操の科学的な裏付け
大学等の研究機関と共同で行った多数の測定実験で、ゆる体操の優れた健康効果が実証されています。
「公衆衛生学の権威、岐阜大学医学部長・清水弘之教授の指導のもと、2003年6月から7月までの2ヶ月の期間を設定して統計学的調査を行ったところ、下記のように、BMI低下、中性脂肪減少、身体健康度の増大など様々な身体面における顕著な効果に加え、心理面でも大きな効果があったことが統計学的に実証された。
強制をしない住民の自主的なトレーニング活動で、このような科学的に有意な効果が出たのは日本で初めてと言われている。」
http://www.yuruexercise.net/japan/message03.html
●ゆる体操の応用範囲
ゆる体操は疲労回復、健康増進、医療の補助療法、介護予防、さらにはダイエット、美容、アンチエイジング、さらにはスポーツ選手や学生・ビジネスマンの能力向上、助産など非常に広い範囲で効果を発揮します。
「体幹内を中心に手足までの全身をくまなくゆるませ、解きほぐすことで、特に困難とされる体幹の深層筋・呼吸筋・骨盤底筋と骨盤骨・脊椎・肋骨を自在に操作、コントロールするための基本的な身体能力が自然に開発され、例えば、医療や出産、スポーツという一見全く共通性のないように見える分野においても、より安全で優れた治癒力やパフォーマンス向上に役立つことが実証されてきたのです。」
http://www.yuruexercise.net/japan/message02.html
●「ゆるむ」ってどういう感じ?
ゆる体操をしていると、胸が開く様に、呼吸がずわーっと入ってくる様な体験をする事があります。「ゆるむ」と背骨がコリコリ言いながら動き出したり、動作が緻密になったりします。これは、可動域が回復して、なおかつ細かい筋肉まで神経が行き渡るような感覚です。
ゆる体操の開発者、運動科学総合研究所の高岡英夫氏によると、
「長年の研究の結果、「ゆるむ」ということの本当の中身は、「自由度が高いことである」という結論に至ったのである。
これまで著書などを通し、私はゆるんでいる身体や動きを、「しなやか」「やわらか」「なめらか」「ムダがない」などと形容したり、「関節の可動域が広い」
「筋肉がやわらかい・ほぐれている」「筋肉と骨がずれ合って、それぞれがそれぞれの役割を果たしている」「力みがない」「こりがない」といった具体的な例で説明したり、
「ゆるゆる」「トロトロ」「ダラ~」「クタ~」「ズルズル」「バラバラ」といった擬態語を使って説明してきたが、その本質は、自由度の高さだったのだ。」
(「ゆるめる」身体学 高岡英夫著 静山社 第1章「ゆるむ」とはどういうことか P37 より引用)
「ではそのより筋肉らしい筋肉の性質とはどんな性質なのか。それはより柔らかくなったり、より硬くなったりする筋肉です。つまり硬くなるときはとことん硬くなって、柔らかくなるときは思いっきり柔らかいという、硬軟のコントラストが非常に激しい性質の筋肉です。
この場合、筋肉の強さとの関係がとても気になると思いますが、これは非常に大事な問題です。ひと言で〝究極の身体〟といっても、相撲取りが〝究極の身体〟を持った場合と、そば打ち職人や美容師、漆塗り職人などが〝究極の身体〟を持った場合とでは、おのずから必要な筋力が違ってきます。きめ細かな工芸品を作る名人中の名人が〝究極の身体〟に近づいたとき、体重が200kg級の相撲取りと同じ筋力があるわけがないし、必要もありません。したがって筋力というのは、より筋肉らしい性質を語るうえでの条件には入らないのです。」
(書籍連載 『究極の身体』を読む 身体の中心はどこにあるのか より引用)
https://www.ultimatebody.jp/rensai012.html
と説明されています。これが、「ゆるむ」です。
(荻生ゆる体操教室 佐々木)
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